こんにちは。
警察では、今年・来年と大規模警備が必要となる重要行事(皇室関連行事、ラグビーW杯、東京五輪等)が控えているため、警護の専門官である警視庁SPが全国の警察へ出張授業を行っているそうです。
やはり警護上最も危険な場面の一つと言われている、車両乗降時の訓練は欠かせません。
過去の警護事案で車の乗り降りの際に襲われている例が多くあるからです。
「車を降りる際の細かな足の位置も確認」と報道されていましたが、身辺警護とは『誰がどこに位置し、そして個々にどこからどこまでをどのような順で警戒していく』ということが事細かに決められているのです。もちろんそれが最も効果的だからです。
警護対象者(警護される方)は高確率で車を使って移動します。
それは民間警護でも一緒です。
警護対象者の安全を確保しながら、素早くスムーズに乗り降りさせなければ襲撃されてしまう恐れが大きくなります。襲う側からすれば襲いやすいポイントの一つということです。
但し、焦りすぎるあまり警護対象者の足を挟んでしまってはいけません。もちろん衣服(女性であればスカート、冬場のコートなど)にも注意が必要です。
本学院でも車両乗降警護は基礎中の基礎として、多くのポイントをしっかり訓練しています!
Comentários