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こんにちは。


警護の仕事について、皆さんどんなイメージを持っていますか?


という問いかけに対し、「危ない仕事」、「強くないとできない仕事」、「若いうちしかできない仕事」・・・

などの回答を多く聞きます。


警護の仕事には、強さが重要!体力第一!!のイメージが強いのでしょう。


確かに体力があるというは勿論良いのですが、警護はそれだけで十分な仕事が出来るわけではありません。


『警護とは、現実のあるいは企てられた犯行が成功する機会を最小化することである』

この表現は、シークレットサービスというアメリカ大統領の警護を担当している部隊の言葉です。


警護で最も要求される活動の一つは、事前準備を入念に行い危険を可能な限り排除することなのです。

この実現には、身体の強さだけでなく、頭も鍛えなければなりません。

的を得た事前準備を行うための警護知識が必要不可欠となります。


身辺警護は決して、犯人(襲撃者)が現れたら力でねじ伏せる、力で抑え込むことが最優先事項ではありません。

警察の警護であろうと民間の警護であろうと、事案発生時の最優先活動は警護対象者を避難させることです。

いかに事案が発生しづらい、発生したとしても警護対象者に実害が及ばないような警護計画を立案し現場に臨むかがとても重要です。


身辺警護の仕事は、いかに戦わなければならないような状況を作らないか、戦うことを回避する策を立てられるかという仕事なのです。


こんにちは。


新入生も入学から一ヶ月が経ちました。

これまでは無縁だった「身辺警護」という分野の勉強を、毎日新鮮な思いで受けています。


現在は警護活動で特に重要となる

「実査」、「計画(計画書作成)」

を学んでいるところです。

警護計画

実査とは、実地踏査のこと。平たく言うと下見です。警護対象者(守られる人)の行動予定の場所等を事前に調査、確認することです。


計画は、実査に基づき警護の計画を立案する作業です。それを書面にしたものが警護計画書です。計画書は大前提として「見やすく」、「分かりやすい」ものでなければいけません。

実査と警護計画は、身辺警護を行うための事前準備になります。


じつは…警護の実査・計画がしっかり出来る警護員てなかなか存在していないのです。

安倍元総理が銃撃された事件がありましたが、その際の警護計画書に不備があったということが当局から発表されています。この事件を契機に警察では、警護計画書は、すべて事前チェックを専門官に受け、不備があれば訂正されるようになりました。


警察官数十万人の中でもそれ相当の警護知識を有し、十分なレベルの警護計画を立案できる者は限られているのです。


民間警護の世界では、さらにこの点重症と言わざるを得ない状況です。警護計画が計画段階ですでに破綻していたとしても、それに気付ける警護員が育っていません。


身辺警護に限らず、どんな仕事でも事前準備は大切だと思いますが、準備をするにも知識が必要になります。


本学では、名実ともに日本警護のリーダーを育てています。

こんにちは。


新入生の授業も開始して、身辺警護の基本知識と動作を学んでいます。

基本知識は専門のテキストを元に座学で、そして得た知識を実際に体を使って実践しています。


現在は、警護隊形や警戒位置、移動要領などを実施。

警護訓練をしていると、近くでお笑い芸人の四千頭身がミニライブを行っていました。

お客さんが集まっていたので、入学早々ちょっと早いかと思いましたが、丁度良い機会でしたので人の多い中での警護、警戒方法について実施してみました。


※写真の矢印が警護員です。

警護中の警戒

身辺警護、要人警護の隊形

警護員の人数によっても隊形や警戒位置が変わります。


つい先日も、総理大臣に爆発物を投てきした事件がありましたが、大人数が集まる場所での警護では特に警護対象者の退避経路を確保しておくことは必須です。


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