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こんにちは。

民間警護員の実態をご説明するはずでしたが、予定を変更して、熊本県で発生したコンビニ強盗の犯人が、警察官に射撃を受けた件についてお話します。


この事件については、警察官が犯人に対して発砲した際の映像がテレビで流れた国内では非常に珍しいものとなりました。


無気力そうに見える若い犯人

右手には刃物

2名の制服警察官

1名の警察官は拳銃の銃口を犯人に向け

もう1名の警察官は盾(ジュラルミン製に見える)と警棒


二発の弾を犯人に向かって発射

一発は右足・もう一発は右肩に命中


二発目発砲の瞬間
二発目発砲の瞬間


SNSなどでは、

「当たったのに平気で立ってる」

「小さな拳銃だと威力不足ってことなのか」

「なんで犯人はうずくまったりしないでいられるのか」


というご意見も多く見られました。


そこで、少し解説いたします。

まず、拳銃で撃たれた人の話によれば撃たれた瞬間は、


「熱っ」


と感じたそうです。

これは人によってまた撃たれた部位によって違うでしょうが、「熱っ」という表現、なんかわかるような気がします。

その後遅れてジワジワと痛み出す。


また急所や臓器でなく、肩・腕・足のような部位を撃たれたからといって、動きが急に止まるわけではありません。


警察官に走って向かってくる者に対し、発砲したもののその勢いは変わらず突進してくるものだから、その警察官はてっきり外れたと思った。

しかし実際は、肩に命中し貫通していた、という話も国内で過去ありました。


そして今回の事件、警察官の拳銃使用は適切だったのか?

については、例によって元刑事等のコメントを報道各社で取り扱っていますが、本学の意見もお話しさせていただきたいと思います。


まず前提として、映像を見る限りは銃口の先に犯人以外の人の姿がなく、警告を発し、威嚇射撃を行い、でも犯人が刃物を向けたままの状態を継続した…今回の拳銃使用は適法適切であったと考えます。その上でですが、


あの状況で拳銃撃つかどうかは、その警察官次第です。

もっと言えば、拳銃を抜くかどうか、その警察官次第です。


その警察官が警棒で大丈夫と考えれば、ハッタリ目的(勿論この場合でも適法という点をクリアしていないとだめですが)で拳銃を取り出したとしても撃つことはしません。

警棒で十分対応できる。でも拳銃のほうが自分が危害を加えられることなく逮捕できる。だから拳銃を使う、とは考えません。警棒等で十分ならその方法を選択します。

つまり、撃った警察官は拳銃の使用が必要と考えたから使ったということです。


では拳銃使用の判断過程はというと、

警察官も様々です。腕っぷしに自信のある人ない人。足の遅い人早い人。逮捕術の腕前。拳銃の腕前。本当に差があります。

拳銃使用の要件がクリアされている場合、このような事情が作用されるのは致し方ないと考えます。


ただし今回のように拳銃使用の条件が整った現場ばかりではありません。大勢の人がいる繁華街のど真ん中で刃物持った相手に発砲できるのか、そういうことを想定すれば、これまでも行ってきてはいますが、拳銃を使用しないでも犯人を制圧できるように訓練することは今後も絶対に怠ってはならない点です。


*本記事は、警視庁警備部警護課(通称、SP)勤務経験者の監修のもと作成しています。

約1年ぶり…久しぶりのブログ更新になります!

本学では、2011年の開校から2年制で身辺警護を学ぶ国内唯一の警護専門教育機関として運営してまいりました。


そして今後は、学ぶ年数・時間を一律にせず、どれだけ身辺警護を理解したか・実力が身についてたかによって、その警護レベルをグレード別に分け、認定していくことといたしました。

その特徴やメリットは、以下よりご確認ください。


これまでの14年間で多数の卒業生を輩出してきたわけですが、多くの卒業生が希望した警護の場は、民間警護の世界でした。

民間警護8:警察2

くらいの割合です。


  • 入学前や入学当初は警察での警護を希望していたけれど、警護を専門的に学ぶ過程で民間警護員として活躍したくなった。

  • 逆の方ももちろんいらっしゃいました。民間警護に興味を抱き入学したが、就職先は警視庁など。

  • 最初から民間警護希望。最初から警察警護希望。


皆様それぞれです。ただ、入学前に必ず「現時点では、どのような警護を見据えていますか?」とお聞きすると、やはり、

民間警護希望者が7~8割

くらいです。


どうも、警察の警護を希望されない一番の理由は、警護対象者のようです。

一言でいえば、どうせ政治家護り甲斐がないというご意見。

他方、民間警護は警護対象者に必要とされ、わざわざ依頼を受けて警護している、本当に困っている人々、を警護するわけだからやり甲斐があるということのようです。

結構シビアなご意見だと感じています(笑)


民間警護を目指す方も警察での警護を目指す方にも、どちにも対応できるのは本学のみです。これは間違いなく自信をもって断言いたします。他には絶対存在していません。

警護教本
警護教本

そのような訳で、次回・次々回と、民間警護員と警察警護官の実態をリアルにご紹介していきたいと思います。



*本記事は、警視庁警備部警護課(通称、SP)勤務経験者の監修のもと作成しています。

こんにちは。


今回は、最近実施した警護の実技実習についてのお話です。


本学のブログでは、過去に襲撃者や不審者を仕込んで行った警護実習のブログを公開しておりますが…

今回も、こっそり襲撃者を仕込んで実技実習を行いました☆


過去のブログはこちら↓


お約束で、襲撃計画バッチリです!

警護の実技訓練
襲撃計画は明かせません(笑)

襲撃者役は、もちろん!本学の卒業生にお願いしております。

卒業生且つ現役の民間ボディーガードなので、打ち合せがスムーズに行えます(^^)v


そして、襲撃者役の卒業生には必ずお願いしていることが有ります。

それは、「襲撃する場合は、その襲撃成功させてください。」

つまり、成功しないかもしれないと思えば襲わなくていいです

ということ。

実際の警護現場でも、襲う側は同じような判断基準で行動しているはずですよね。

さて今回はどうなるか?!



襲撃者は、時に警護対象者に接近し警護の隙をうかがっています。ここで隙あればやられてしまいます!

ボディーガード、要人警護訓練
赤丸が襲撃者、警護員の前に位置します

当たり前ですが、警護員は、襲撃者役が近くにいるだけでは、それだけをもって要注意人物とは認識しません。


が、


「この人、さっきも警護対象者の近くで見た人物かも…?」


と、ちゃんと訓練している警護員なら、あれ?という違和感が出てきます。



実技実習も続けていくうちに、警護員の警戒もだんだん強くなってきている…気が…する

警護、襲撃、訓練
後方警戒がガチガチです

襲撃者役をまた発見!

ボディーガードの教育
本を読んでる演技で誤魔化す…

今回の襲撃ポイントの一つは、上の写真の建物を出た後、近くの駐車場付近でしたが、警護員の警戒が強く、隙が無いため困難ということで諦めました。


良い警戒をしていたってことですかね(^^)



しかし!!

これで終わりにしませんよ



警護対象者が全ての日程を終了し学院に到着する前に、襲撃者は学院へ先回り!

警護対象者をSP学院の教室まで無事に送り届けて警護終了です。


学院へ先着している警護員がどう対処するか。


先着警護員は、襲撃者役を見つけた際に行動監視&「暑いですね」と声を掛けたとのこと。

声を掛けることは牽制にもなってGOOD!です。

ここで確認しておきますが、警護員と襲撃者役は面識有りません。

見ず知らずの人に声掛けしています。

また、同行警護員に怪しい人物がいることを連絡するのもGOODでしたが…


襲撃者役がいるのに、警護対象者を車から出して歩かせてしまった!

ボディーガード、警護の養成
歩いた先に襲撃者いるよ!

なぜだー!!!!!

不審と思ったから声掛けを行ったまではよかったのに、不審者の近くを通るという選択をなぜしたか。手厚くガードすれば大丈夫とでも思ったか…

だとしたら甘すぎます。

そんなギャンブルすべきではありません。



警護員の仕事は、戦う仕事ではありません。

危険を排除する仕事です。

排除できない場合は、そこから遠ざかることを第一選択にする仕事です。


「強さには自信があります」という人でも、100%勝てる相手なのかはわかりませんよ?

相手は武器を持っているのは当たり前でしょう?

複数犯の可能性はないの?

いざというときは対戦しようなんて軽々しく考えては絶対にいけません。

戦わずして危険回避することに拘るべきです。


後に今回の警護検証を行ったところ、安全性を高めるための手段・方法として色々と意見が出ました。


警護現場では、その場ですぐに判断をしなければいけない事が多くあります。

こういった経験や検証を行うことによって、正しい判断を短時間で行える警護員への成長が期待できます。



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