今回は車列警護についてご紹介します。
車列警護もしくは警護車列と聞いて、どのような事を連想しますか?
交差点は信号操作によって一般車両は止められ、高速道路も警護車列の専用道路と化し、近づくことは許されない
そんな状況が浮かんできませんか?
車列警護は
①信号操作や通行禁止などの交通規制を行った環境の中で行われるもの
②一般車両への交通規制を実施しない中で行われるもの
があります。
じつは①の一般車両を規制した中での車列警護の難易度は低いです。国内でも国賓や国際会議などで来日している外国要人が移動する際は交通規制を実施している中を走行するわけですから車列警護的には難しくありません。
とても走行しやすい環境の整った①のやり方に比べ、②の車列警護は難易度が高くなります。
総理大臣が移動する場合は一般車両への影響を極力少なくするために通常は②の車列警護を行います。
また民間警護では何ら特別な権限が与えられているわけではないので必然的に②の車列警護になります。
警護はいくつかの活動に分類されており、専門的に言えば車列警護と身辺警護は別個の警護活動です。
本学は身辺警護の教育を主として行っていますが、国内唯一の警護専門教育機関として車列警護も一通り学びます。
通常の身辺警護の運転では、安全第一!車間距離もしっかり取って運転しますが、車列警護では車間距離は短く、流れるようにいろいろな隊形を作って運転します。
ミニカーにて少しだけご紹介します。
これが警護対象者が乗車する車
これが警護車両
こんな形で警護対象車両をガードしながら走行する場合もあれば
こんな形の時もあります。
写真の赤丸は、警護対象車両が警護車両の真ん中にいつでも入れるように空けています。
ブログではここまでにしておきます(*^^)v
車間距離を取らずに追突しない走り方は…
バイクが警護車列を追い抜こうとした場合は…
駐車車両があった場合は…
一車線しかない道路を走行する場合は…
車線変更や右左折する場合は…
などなど、学ぶべきことはたくさんあります。
今回は座学で車列警護を学びましたが、次は実車走行訓練です!!
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