こんにちは。
新入生も入学から一ヶ月が経ちました。
これまでは無縁だった「身辺警護」という分野の勉強を、毎日新鮮な思いで受けています。
現在は警護活動で特に重要となる
「実査」、「計画(計画書作成)」
を学んでいるところです。
実査とは、実地踏査のこと。平たく言うと下見です。警護対象者(守られる人)の行動予定の場所等を事前に調査、確認することです。
計画は、実査に基づき警護の計画を立案する作業です。それを書面にしたものが警護計画書です。計画書は大前提として「見やすく」、「分かりやすい」ものでなければいけません。
実査と警護計画は、身辺警護を行うための事前準備になります。
じつは…警護の実査・計画がしっかり出来る警護員てなかなか存在していないのです。
安倍元総理が銃撃された事件がありましたが、その際の警護計画書に不備があったということが当局から発表されています。この事件を契機に警察では、警護計画書は、すべて事前チェックを専門官に受け、不備があれば訂正されるようになりました。
警察官数十万人の中でもそれ相当の警護知識を有し、十分なレベルの警護計画を立案できる者は限られているのです。
民間警護の世界では、さらにこの点重症と言わざるを得ない状況です。警護計画が計画段階ですでに破綻していたとしても、それに気付ける警護員が育っていません。
身辺警護に限らず、どんな仕事でも事前準備は大切だと思いますが、準備をするにも知識が必要になります。
本学では、名実ともに日本警護のリーダーを育てています。
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