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イーロン・マスクの身辺警護

こんにちは。


Twitter(現X)買収など何かと話題の起業家「イーロン・マスク」さんが、9年ぶりに来日しているそうですね。

本学では、国内外の身辺警護の動画を題材に、思ったこと・感じたことなどをフリートークしたり、それら警護活動の検証考察を行ったりする授業もあります。


丁度先日、イーロン・マスクさんの身辺警護についても授業で取り上げました。

イーロン・マスクさんの身辺警護は民間のボディガードが就いています。

動画は、建物から車に乗り込み出発するまでですが、警護員の位置取り・警戒の仕方・目線・車両乗車と出発時の警護など、気になる点がいくつも挙がりました。

イーロンマスクの警護を観る

以前から「日本の警護は海外と比べると劣っている」というような声を聞きます。

さらに安倍元総理、岸田総理の警護失敗事案が続き、その声がより大きくなっているところではありますが、現実は一般の方が思っているほど日本の要人警護は悪くない、というのが本物のプロの身辺警護従事者間での評価と感じています。


どうも日本人が抱いている、「海外=警護すごい!」 という感覚は、海外の警護員の体格からくるところが大きいようです。

本学の過去のブログでも触れていますが、体が大きいだけでは人を護れません。腕力が強いだけでも駄目です。


そもそも警護はいくつかの活動に分類されており、こと「身辺警護」に関してのやり方、考え方は万国共通です。

海外でも警護の失敗はいくつも起きているにもかかわらず、何となくのイメージで日本の警護は…と言われてしまっているのが現実。


今回動画を通して、本当に海外の身辺警護は凄いのか?日本と違いがあるのか?と考えた時、結論は結局のところ国内外かかわらず、やはり人を直接護る責任重大な仕事に就く警護員は、しっかり警護というものを学んでその職に就かなければならないと感じました。


残念ながら授業で取り上げた動画のイーロン・マスクさんのボディガードは、十分な訓練を受けていないと推察できる警護活動でした。

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