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警護は戦う仕事ではない

こんにちは。


警護の仕事について、皆さんどんなイメージを持っていますか?


という問いかけに対し、「危ない仕事」、「強くないとできない仕事」、「若いうちしかできない仕事」・・・

などの回答を多く聞きます。


警護の仕事には、強さが重要!体力第一!!のイメージが強いのでしょう。


確かに体力があるというは勿論良いのですが、警護はそれだけで十分な仕事が出来るわけではありません。


『警護とは、現実のあるいは企てられた犯行が成功する機会を最小化することである』

この表現は、シークレットサービスというアメリカ大統領の警護を担当している部隊の言葉です。


警護で最も要求される活動の一つは、事前準備を入念に行い危険を可能な限り排除することなのです。

この実現には、身体の強さだけでなく、頭も鍛えなければなりません。

的を得た事前準備を行うための警護知識が必要不可欠となります。


身辺警護は決して、犯人(襲撃者)が現れたら力でねじ伏せる、力で抑え込むことが最優先事項ではありません。

警察の警護であろうと民間の警護であろうと、事案発生時の最優先活動は警護対象者を避難させることです。

いかに事案が発生しづらい、発生したとしても警護対象者に実害が及ばないような警護計画を立案し現場に臨むかがとても重要です。


身辺警護の仕事は、いかに戦わなければならないような状況を作らないか、戦うことを回避する策を立てられるかという仕事なのです。


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